創作とコラムを発信するブログ
いつしか月にはうさぎがいると誰かが言った
献身と愛と不器用を持ったうさぎだ
彼はその心でその身を捧げ、燃えてしまい漆黒に染まった
神様はうさぎの犠牲を讃え、統べる闇の中に煌々と光る月の中にうさぎが影として棲まうようにしたのだ
皆が、その心を忘れさらないように
うさぎは月に昇った
しかし時が経つに連れ、人々はそのことを省みなくなった
それでも月の影うさぎは今も月を様々に映しだしている
時に雲で身体を洗い
時に満月を飛び跳ねる
時に三日月でうたた寝をして
月が欠けると影に隠れる
一つ一つのうさぎの姿が月というものを綺麗に魅せる。
あまりにも儚い月の美しさに言葉が生まれ、やがてその言葉は物語を紡ぐ。
そうして月のうさぎは語るのだ。今宵、物語の数々を
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