創作とコラムを発信するブログ
戻ってみたり
行ってみたり
前に進むことがない
僕の駒
みんなみんな
早く上がっていく
僕を差し置いて
じゃあね
バイバイ
先に帰るみんな
僕は双六版と二人ぼっち
サイコロを振る
始めからやり直し
3歩進んだ
2歩戻される
悔しいから
自棄になって
また振るけど
上手くは行かない
恨んでみたり
嘆いてみたり
気付いたら自分ばっかり馬鹿みたいだ
匙を投げた
でも諦められなくて
また振り直す
人生ゲームなら
楽だったかな
いっそ遊ばなければ良かった
それでもサイコロを
手放さない
次は上手く行くと思いたいから
サイコロを持つのは僕
振るのも僕
必死で抱えてきた
結果がどうであれ
これからも振り続けるだろうな
起こる事は違っても
僕の道だから
僕の悲しみよ
積もり積もれ
僕の苦しみよ
積もり積もれ
そうしたら
暗雲がたちこめて
雷が鳴り響き
雨が降り出して
傷だらけの大地に
降り注ぐ
そこに僕は優しさの種を植える
僕の悲しみよ
育て育て
僕の苦しみよ
育て育て
そうしたら
傷口に根を張って
水を吸い取り
大きく強く
葉や茎は伸びる
そしていつか優しさの花が咲く
それが僕の人生だったら
きっと美しいだろう
そうなれるように
歩いている
今この時を
この先を
私は猫
夜を泳ぐ
昼間のさばる
人間どもは
夜の魔法にかけられて居なくなるから
静かな夜に私は繰り出す
ニャーニャーニャーと歌おうが
道路をスィーっと渡ろうが
何にも縛られることはない
自由に夜を泳ぐ
私の夜の海
身体は黒いから
闇に紛れてさらに良い
誰も居ない夜ならば
クロールだって
バタフライだって
なんでもできる
なんだって
寂しくなんてないんだよ
街灯の蛍だっている
お月様だってお星様だっている
悲しくなんてない
夜の海は私に優しいから
夜は私に何も言わない
誰も何も言わない
ただ静かに優しく包んでくれる
優しいあなただから私はあなたが好き
夜が好き
だから私はあなたがいない昼をやり過ごす
そして太陽が沈むと喉を鳴らして歌うんだ
喜びと感謝を込めて
私の勝手な夢だとしても
目覚めたくはない
だってあなたは私を許してくれるのだから
何も言わない代わりに包んでくれるのだから